不安に思う事ベスト3

ここまでは学生ローンの申し込み、返済の種類と方法、学生ローンに付随する問題点等を解説してきた。
しかし、肝心な点について触れていなかったので、皆さんが安心して申込みができるよう、できるかぎり疑問点や不安点について書いてみたいと思う。

在宅確認・在籍確認について

一人暮らしの方はあまり気にならないと思うが、親と同居の場合は在宅確認やそれ以外で自宅の固定電話に電話がかかってこないかがものすごく気になるところではないだろうか?
せっかくお金を借りたはいいが、毎日毎日固定電話に怯えていては何にもならない。
結論から言うと、基本的には気にする必要は全くないので、安心して生活を続けてほしい。
「基本連絡はない」と言ったが、例外は無論あるわけで、簡単に言うと次のような場合が挙げられる。
1.新規申し込み時、必要書類に不備がある場合等
2.返済が長期延滞となり、他に連絡手段がない場合等
3.携帯電話を所持しておらず、予め連絡用として固定電話への架電を、本人が了解している場合

では、順に説明していこう。
新規申し込み時に必要書類に不備がある場合等、本人の了解のもと、在宅確認の電話が行く場合がある。
一つ覚えておいてほしい点は、不意打ちで電話が行くことはないという事である。
必ず本人の了解を得て、かつ本人が電話に出れる状況で架電するということだ。
通常、店頭で申し込んだ場合は、在宅確認の電話は99.99%行くことはない。
主に来店しないで借りれる振込ローンで行われる本人確認方法である。

次にアルバイト先等への在籍確認だが、かれはまず行く事はないので安心して良いだろう。
さすがに勤務先への連絡はまずいのだろう。
学生ローンでアルバイト収入を適当に書いてもバレにくいという噂があるが、これは紛れもない事実なのである。

信用情報について

学生ローンでの返済が遅れた場合、何か嫌な情報が載ってしまい、将来就職などに影響しないのか?という心配の声もある。
学生ローンもそうだが、消費者金融でお金を借りた場合、その事実が信用情報機関に登録される。
返済が長期間にわたって遅延した場合、その事実が報告され、これが俗にいう「ブラックリスト」と呼ばれるものである。
しかし、これはあくまでも返済が長期延滞した場合であって、きちんと返済を履行していらば何ら問題ないものである。
また、就職先がこれらの信用情報を勝手に取得する事はできないし、ましてや就職の合否に利用する事は法律で禁止されている。
したがって、延滞情報が載ってしまうほどの延滞さえしなければ、全く心配は不要なのだ。

強引な取り立てについて

テレビドラマなどの影響で、借金とりが家までおしかけ、玄関をドンドンたたかれたり、張り紙を張られる、あるいは、勤め先まで押しかけられるといったイメージに恐怖している人も多いのではないだろうか?
いわゆる強引な取り立てというやつである。
だがちょっと待ってほしい。
これらはあくまでもドラマの世界であって、実際にこのような取り立ては貸金業法で禁じられており、このような行為を行った貸金業者には厳罰が科せられる。
また、電話連絡による督促も夜9時~朝9時まで、本人の了承がある場合を除き禁止されている。
もちろん、恫喝や脅迫めいた発言も法律違反となる。
したがって、ドラマで見るような恐ろしい取り立ては一切ないので、安心して頂きたい。

●督促状などの郵便物について
親や恋人などとと同居の場合、郵送される郵便物に不安を抱く人も少なくない。
確かに返済が遅れれば督促状が送られてくるのは事実だ。
ただ、封筒の差出人は一見しただけではローン会社の物とはわからないし、万一の場合は事前に電話連絡をしておけば、督促状の発送を中止してもらえる事ができる。
もっとも、返済を遅れないように注意することが一番なのだが…

●初回契約時の郵便物について
はじめて学生ローンを利用した場合、振り込みローンだと郵便物が送られてくる。
一人暮らしの場合は問題ないが、家族と同居の場合は気になるだろう。
しかし、個人名の封筒で送ってくれるので、勝手に郵便物を開封してしまう親でなければ心配ない。
来店で申し込めば郵便物は一切行かないので、可能な人は店頭申し込みもお奨めだ。
尚、返済途中の領収書については、希望しない限り送られてこないので、この点については心配は無用である。